お手持ちのお着物で 何かお困りのことはございませんか?
皆さまのお悩みに全力で取り組みます
わたしたちに 何かお手伝いできることはございませんか?

わたしたちは “ きもののお医者さん ” です

わたしたちは長く 着物に関する あらゆる問題に取り組んできました
その経験と 知識と 技術を活かして
皆さまの大切なお着物をお守りいたします
着物の問題と言っても その種類は様々です
また それら問題によって 治療方法も様々です

そして その ひとつ ひとつに
きめ細やかな治療を行うことで これらの問題は解決していけます

着物のかかりつけ医として 皆さまのご相談をお受けいたします
わたしたちは “ きもののお医者さん ” です

きもののお医者さんの歴史

浮世絵 鈴木春信

作:鈴木春信 享保10年~明和7年(1725-1770)

衣服のシミ抜きの歴史は、
広い意味では、衣服類の汚点除去から発したものと考えられており。
人類が衣服を身にまとい始めた時から、
その歴史は作られていると考えられています。

慶安4年(1651年)「萬聞書秘伝」には、
衣服についた「あか」の取り方が述べてあり。
また貞享3年(1686年)諸藝小鑑(諸芸小鏡)にも
”萬しみ物おとしよう”と記載された、
簡単なシミ落とし方法が記述されていました。

必要の中から生み出された生活の知恵として、
江戸時代初期からシミ落とし技術が生まれ、
一般家庭に普及されたと考えられています。

きもののお医者さんの歴史

私たち「きもののお医者さん」達の始祖・歴史を紐解いていきますと、
必ずと言っていいほど「幾久屋 新宮家」・「桔梗屋 山田家」この両家の名前があがります。

幾久屋は享保14年(1729年)。桔梗屋には文化2年(1802年)と、
両家の創業の記録が残っています。

明治中頃の作業所

明治中頃の作業所(新宮家)

現代の作業所

現代の作業所

その時代では、今で言う宮内庁、いわゆる禁裏御所(京都御所)の御用を務め、
収められる絹衣料などの欠陥箇所を修復し、
御手入司と言う名の役職を賜っていたとの記録があります。

その両家の屋号の他にも、梅鉢屋、萬屋などの屋号が存在していましたが、
現在ではその正確な系列は不明となっています。

実際に、幾久屋・桔梗屋の系列のほとんどが、京都の補正業者の
大半を占めており、東京や金沢など他の地方でも、京都で修業され、
その両家の流れを汲んで開業されています。

※参考文献 「染色補正の技術・技法」 京都染色補正工業協同組合 著

染色補正技能士せんしょくほせいぎのうし

染色補正技能士とは、昭和47年から国家資格である技能検定制度において、
都道府県知事が実施する染色職種に関する学科及び実技試験の合格者を言います。
技能検定の合格者には、1級は厚生労働大臣、2級は都道府県知事の合格証書が
交付され「技能士」と称することができます。
私たち「きもののお医者さん」が主として保有する資格でもあります。
そして私たちは、全国の1級技能士がその技を競う「技能グランプリ」にも挑戦し、
今日まで多くの優勝者や入賞者を輩出してきました。
私たち染色補正技能士は技術向上と知識の習得を心がけ、
皆様に安心して着物を着ていただけるよう貢献致します。

伝統工芸士でんとうこうげいし

この伝産マークは、
経済産業大臣指定伝統的工芸品のシンボルマークです

伝統工芸士制度とは昭和50年(1975年)に誕生した制度です。
前年に制定された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」により設立された、
(一財)伝統的工芸品産業振興協会が実施する厳しい試験に合格した、
高度な技術を持つ作り手が伝統工芸士として認定され、全国で活躍しています。
伝統工芸士は「伝統工芸の保存、技術・技法の向上に努力し、
その技を後世の代に伝える。」責務を負っています。
私たち「きもののお医者さん」の多くは伝統工芸士の称号を保有しています。
減りつつある後継者や、伝統的工芸品産業の需要拡大のためにも、
産地伝統工芸士会に加入し、産地における伝統工芸の振興に努めています。

理事長挨拶

理事長 土本孝則

昭和24年 京都染色補正工業協同組合は設立されました。

古来より、一子相伝的な技法とされた染色補正の技術は、
それぞれの流儀であり、今日で言う企業秘密とされてきました。
しかしながら国の認定による技能検定が行われるようになり、
その技法の秘密の壁は取り除かれ、
時と共に扱う着物たちまでも大きく変化しています。

そんな中、私たち京都染色補正工業協同組合は
数百年の先人たちの苦心の積み重ねである伝統技術を活かし、
「きもののお医者さん」として、
全国の着物を愛する皆様のご相談を受ける事が出来ればと考えています。

■ 概要 ■
設立: 昭和24年11月

所在地:
〒604-8225
京都府京都市中京区西洞院通四条上る蟷螂山町481
京染会館5階

電話: 075-255-4496
FAX: 075-255-4499
メールアドレス: info@kimono-doctor.kyoto



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